今日も片付けの助手

父上の早くも生きてるうちの遺品整理の手伝い。シュレッダー係兼、古紙まとめ係。教師生活が長かったものだから、試験問題が一番多かった。主に和声課題。古紙をまとめつつ、自分はまだ解けるかしらーと合間にやってみた。その昔、ピアノは全くやる気は起きなかったけれど、音楽史音楽理論は必死こいて勉強したせいか、今でも和声課題はすらすら出来た。うん。でも今何の役にも立たない〜。音大生や受験生の音楽塾でも開こうかしらと思ったり。

片付けはとりあえず押し入れ分は終わった。といっても紙類を捨てただけで、まだレコード500枚くらいと自分の作品の原稿が残ってますが、どうすんの、コレ。まぁ少しずつ片付けるしかないか。今のうちにどこに何があるのか大体分かってよかった。父上が死んだ時びっくりしたくないし。ほんとにまぁ、よくもこんなに貯めたもんだ。私自身のものは粗方始末してあるので、残された者はさぞや楽だろうと思っていたら、今日、高校の時のえらく懐かしいものが出てきた。学生の時のものは全部捨てたと思っていたからびっくりした。

出てきたのは、ピアノの練習が嫌で、少しでも帰宅時間を遅らせたいが為に入った合唱部で使った楽譜と小道具。顧問の先生が風変わりな人で、合唱コンクールだの慰問コンサートだの、学校の名前を背負って活動するのを一切やらない人だったので、私は気楽に顔が出せた。一番顔をよく出したという理由で部長になっちゃって、その前の部長が立派すぎたし、自分はそんなガラじゃないからやだやだ!って文句を言っても、「だいじょぶ!だいじょぶ!」ばっかりで、うまくのせられて、なんだかんだ最後までいたっけなぁ。最後の発表会だった高校3年の文化祭での、プログラム(先生が鉄ちゃんだったんで新幹線の切符状になってて、先生が鋏を入れる)やら、司会の原稿が出てきた。たぶん一番この時が頑張ってたかなぁ。親から行け行け!って言われて行く気も無かった学校だったけど、何やらこの部活はとても楽しかったようだ。たぶん。

さて、こういうのを人は取っておくべきなんでしょうかね。高校のものは卒業アルバムすら残っていないので(卒業証書は一応残した)、きっぱりと「これはゴミ!」と思えるまで一応取っておこうかなとも思うけど。うーん。さっきからゴミ箱に入れたり、棚に戻したりの繰り返し。父上のように70歳過ぎてもまだ捨てられないものが多いのは、幸せなのか、違うのか。って、こんなコトやってる間にシルバーウィークは終わってしまったよ!