本宅マンションの清掃システムが変わった

今まで気付かなかったけど、理事が新しくなって掃除を清掃会社に依頼するようになった。それまでは近所の都営住宅に住むシルバーさんにお願いしていたのだが、どうやら辞めさせたようだ。

これまで来ていた代々のじいちゃんたちは長く地元に住んでいて、スーパーや駅でしょっちゅう見掛ける顔見知りの人たちだったから安心出来た。マンションの目の前には公園があって、子供のころは遊び散らかしたら注意してくれたし、遊具が壊れたら直してくれた。朝はマンションの前や公園を掃除しながら「いってらっしゃい!」と見送ってくれて、ふてくされてた10代の頃でも「おはようございます、行ってきます」と人様に毎日ちゃんと言えたのもじいちゃんたちのおかげだ。その挨拶は働き出しても続いて、去年まで普通に交わしていたのに。

今朝も公園を通って出勤した。ブランコの持ち手のところや鉄棒が錆びていた。雑草がのび放題になっているし、風で落ちた小枝があたり一面に広がっていて、中には1mくらいの長さの枝も転がっていて、とても歩きにくい。というか、危ない。こんな状態じゃ、子供たちはここで遊ぶ気にもなれないだろう。
この公園はマンションのものではなくて都が管理しているものだから、マンション側としては掃除する必要はない。でも、じいちゃんたちは子供たちが気持ちよく遊べるように毎日きれいにしてくれていたんだ、って今頃になって分かる。

シルバーさんたちにお願いすると、急に身体が弱ったりする等、色々と不都合があるのかもしれない。
マンション自体は清掃のプロが来たのだからきれいになってはいるが、じいちゃんたちの姿が見えないのは何だかさびしく感じる今日このごろ。